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トルコのチャイグラスについて解説！特徴や種類、選び方まで

投稿日：22/09/09　更新日：22/11/20

カフェで定番になりつつあるチャイ。チャイとは、インドで生まれたブラックティーとミルクがベースの飲料です。そんなチャイをご自宅などで楽しむためのチャイグラスをご紹介します。

目次
チャイグラスとは？
トルコチャイについて
グラスの形について
チャイグラスの特徴と種類は？
特徴
種類
チャイグラスの選び方は？
形状
ソーサー
色・模様
使いやすいおすすめタイプ
チャイグラスの値段相場は？
日本の場合
トルコの場合
日本でチャイグラスを購入するときのポイントは？
耐熱ガラス
容量
キズ
現地でチャイグラスを購入するときのポイントは？
お店の選び方
値段交渉
現物確認や梱包
チャイの作り方
チャイの飲み方
まとめ

チャイグラスとは？

インド生まれのチャイですが、トルコでは国民的な飲み物になっています。そのチャイを飲むためのグラスがチャイグラスです。チャイグラスは、取っ手がなく、チューリップのようにグラスの真ん中がくびれた形状で、耐熱ガラスでできています。容量はスタンダードなもので100ml程度、少し大きいサイズで120～170ml程度です。熱々のチャイを冷めないうちに飲むため少量となっています。

トルコチャイについて

トルコのチャイは、インドのチャイと異なり、ミルクやスパイスを加えずに飲むのが特徴です。紅茶の茶葉を煮出して作るため、味が濃く渋みがあり、砂糖をいれて飲みます。お茶を入れるときは、二段式の「チャイダンルック」という道具を使います。チャイをいれ、95℃程度のお湯を注ぎ、茶葉が沈んだら飲みごろです。トルコではホットで飲むのが一般的で、アイスティーにすることはありません。

グラスの形について

取っ手がなく、チューリップのようにグラスの真ん中がくびれた形状のチャイグラスですが、中のチャイの温度を保ち、飲み口の部分を開くことで温度を下げ唇をやけどしないようにしています。グラスの大きさが手にフィットするよう、こぶりにすることで、冬は手で包みチャイが冷めないようにし、夏はグラスの縁を親指と人差し指の2本で飲めるようにしています。

チャイグラスの特徴と種類は？

特徴

チャイグラスは真ん中が凹んだチューリップ型のグラスです。容量100ml～170ml程度のこぶりなグラスで、チャイをホットで飲むために耐熱ガラスでできています。

種類

一般的なチャイグラスはチューリップ型ですが、ティーカップ型もあります。ただし、トルコではティーカップ型はまず使われません。取っ手もないのが一般的ですが、グラスの下のほうに取っ手のあるものもあります。

チャイグラスの選び方は？

形状

形状での違いに、チューリップ型とティーカップ型があります。ティーカップ型はグラスの中央で凹んだ形状になります。熱いチャイを飲みたい方はチューリップ型、少し冷めてもいいのでゆっくり飲みたい方はティーカップ型がいいでしょう。なお、本場トルコでは、チューリップ型が一般的になります。

ソーサー

チャイにはソーサーがついています。チャイはグラスの飲み口のギリギリまでいれますので受け皿として必要になります。また、ソーサーにはティースプーンや角砂糖を置きます。ソーサーはガラス製以外にも陶器製などもあります。

色・模様

色はトルコブルーと言われる青色が特に使われます。ブルーのモスクタイルによく用いられている色です。模様はチューリップ・カーネーションなどあります。

使いやすいおすすめタイプ

はじめてチャイグラスを購入するなら、チューリップ型のシンプルなデザインでこぶりなチャイグラスがおすすめです。トルコでは接客用のグラスとしてこのようなグラスが用いられることが多いようです。色や模様がはいったものはお土産やインテリアとして利用されてはいかがでしょうか。

チャイグラスの値段相場は？

日本の場合

チャイグラスを日本で購入する場合、お店やネットショップでは、スタンダードなチューリップ型のチャイグラスは1,500円程度、模様や色などのついたおしゃれなものは4,000円程度で販売しているようです。

トルコの場合

チャイグラスをトルコで購入する場合、スーパーやバザールでは、スタンダードなチューリップ型のチャイグラスは6個セットで350円程度、模様や色などのついたものは6個セットで2,500円～9,000円程度で販売しているようです。あまり単品で販売はしておらず6個セットが多いようですので、みんなで購入するか、お土産なら小分けにするといいですね。

日本でチャイグラスを購入するときのポイントは？

耐熱ガラス

チャイは基本的にホットでたのしむものです。ホットで利用するなら耐熱ガラスでないと使えませんので必ず確認しましょう。耐熱ガラスは見た目は少しプラスチックっぽいものになります。コーヒーメーカー・実験で使うビーカーなどは耐熱ガラスでつくられています。注意しないといけないのはウイスキーなどに使われるストレートグラスは同じチューリップ型をしているものがあります。ストレートグラスは多くが耐熱ガラスでつくられていないのでご注意ください。

容量

チャイグラスは容量100ml～170ml程度が一般的です。この容量のチャイグラスをお探しなら、容量を確認しましょう。日本で販売しているグラスは満水容量で表示していることも多いですが、適正容量になっていないか確認しましょう。

キズ

本場トルコの輸入したチャイグラスならキズや欠けも確認したいところですね。実物をみられるなら安心ですが、インターネットで購入する場合は、そのお店が検品しているか、割れがあった場合の対応はどうか、商品やお店のレビューなど確認したほうがいいでしょう。なお、日本人の品質への要求は世界最高レベルであると理解して、多少のキズは許容したほうがいいでしょう。

現地でチャイグラスを購入するときのポイントは？

お店の選び方

チャイグラスを日常で使うことをお考えでしたら、バザール内で購入するのもいいでしょう。日常で使うというよりインテリアとして購入するなら、お土産屋さんなどで購入するのがいいでしょう。

値段交渉

バザール内やお土産屋さんで購入する場合、値段交渉ができることがあります。ダメもとと思って挑戦するのもいいでしょう。値段交渉はただ安くして、ではうまくいきません。たくさん購入する、現金で支払うなど、相手にもメリットがある提案で交渉するといいですね。なお、普通のお店で定価が書いてある場合は、値段交渉はできないと思ったほうがいいですね。

現物確認や梱包

購入が決まりましたら、現物を確認し、ひび割れ・かけなどないか確認しましょう。また持ち帰る際に割れないよう、エアークッションなどで梱包するようお願いすると安心ですね。

チャイの作り方

チャイダンルックと呼ばれるトルコの二段式ポットで、チャイを作る方法をご紹介します。作るのに35分程度の時間をかけます。

1) チャイダンルックの下段に水をいれます。上段には茶葉をいれます。
2) 沸騰させます。
3) 下段のお湯を上段のポットに少したらし、再度ポットを重ねて火をかけ、茶葉を蒸らします。
4) 沸騰したら、下段の湯を上段のポットに加え（適量分）、もう一度ポットを重ねて火をかけます。
5) 30分ほどかけ、煮出すと濃いめのチャイができます。
6) グラスに注ぎます。下段のお湯を注いだりして、濃さを調整してください。飲む際は砂糖もいれます。

チャイの飲み方

トルコではチューリップ型のチャイグラスを利用するのが一般的です。チャイグラスにチャイを注ぎ、お湯で薄めたりして自分の好みの濃さにして飲みます。またカフェなどは砂糖が2個くらいついているのが一般的です。非常に濃いトルコのチャイも砂糖をいれて飲むと飲みやすくなります。

まとめ

チャイグラスは、取っ手がなく、チューリップのようにグラスの真ん中がくびれた形状で、耐熱ガラスでできています。容量は100ml～170ml程度。チャイグラスを日本で購入する場合、1,500円～4,000円程度で販売しているようです。購入する際は、耐熱ガラスでできているか、容量やキズなども確認しましょう。お気に入りのチャイグラスをみつけて、トルコにいったような気分を味わってくださいね。

ライター/内田昌宏 (Masahiro Uchida)

RayES／レイエスを運営するCIC株式会社代表。住宅メーカー勤務時代に、窓ガラスのように、グラスも2重にしたら結露しないのではないかと考え、2011年起業。 1年をかけて海外で職人を探し、レイエスの特徴であるスクエアデザインのダブルウォールグラスを商品化。加賀屋別邸松乃碧様やミシュラン三ツ星店など、日本を代表するホテルや飲食店で使用されています。趣味は一人飲みしながらの商品開発。

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